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2016/04/24

クロと孤独な王様10

ousama11.png

 門をくぐり抜けると、おばあさんの言っていた通り美しい花が咲き乱れていました。
クロは真っ直ぐお城の扉へ向かいました。
すると、ギィと音を立てて独りでに扉が開きました。
扉の先には、王冠とマントを羽織った青年が立っていました。
「意外とすんなり中に入れてくれましたね。」
「また燃やされたらたまったものじゃないからね。」
青年は、そう言ってクスクスと笑いました。
「火、どうやって消したんですか?」
「おや、気づいていたんじゃないのかい?」
「一応、確認ですよ。」
青年は小さく微笑み、
「魔法だよ。僕は魔法が使えるんだ、こんなふうにね。」
そう言って手のひらに一輪の花を生み出しました。
「……君は、僕を怖がらないんだね。」
「なぜ怖がらなければいけないんですか?」
クロが首を傾げれば、青年は視線を落とし
「僕はこんな見た目だろう?だから皆怖がってしまうんだ。」
と言いました。

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クロの棺桶・絵本

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