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2016/04/13

クロと孤独な王様5

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「姿が見えなくなったと思ったら、森の方で泣き声が聞こえて慌てて飛び出してきちゃった。」
おばあさんは、足をくじいていてしまった事を青年に話しました。
「そうなんだ、なら僕が家まで送っていってあげよう。」
青年はそう言って少女を抱き上げると、バサりと翼を広げ空を飛びました。
空には沢山の星が輝き、おばあさんはまるで夢でも見ている気持ちでした。
「私、空を飛んだの初めて!夜って怖いものだと思っていたけど、とってもキレイなのね!」
「気に入ってもらえたなら嬉しいよ。でも、もうお城には来ちゃ行けないよ。」
「どうして?」
「危ないからさ。それにまた今日みたいなことがあるといけないしね。庭の花を見たいのなら、同じものを国中に咲かせてあげるから。」
「そんなこと出来るの?」
「出来るさ。」


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